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2011年07月14日 (木) | Edit |
来月とか落語の予定が6つしか入っていないんですが。

2011年7月13日 国立演芸場
◆月例三三独演

三遊亭歌太郎「牛ほめ」
柳家三三「釜泥」
柳家三三「船徳」
仲入り
柳家三三「豊志賀」


歌太郎
あんなに本気な与太郎兄弟は初めてみた。
『牛ほめ』本編は、冒頭で与太郎の父ちゃんが与太郎に、叔父さんのことを「父ちゃんの兄貴なんだけどな」って言うんだよね。なに、与太郎は叔父さんと面識ないの?とか思ったら「最近顔出さないって怒ってたぞ」みたいなことを言うんだよね。なんだ面識あるじゃんね。
叔父さんの家も「角から3軒目」とか、行ったことないんか。行ったことないのに「顔出さない」なのか。もやもや。
細かいことで野暮だとは思うけれど、こういうのって「ああこの人は何も考えないでただ噺を覚えているのかなぁ」という印象になってしまいます。特に初めて聴く噺家さんだと。

三三
『釜泥』で、「おなじみの噺こそ待ちわびろ!」というマクラをやっている時の三三はとても楽しそうだった。
実は『船徳』はそんなには期待していなかったんです。なんとなくだけど。そしたらまぁこれが面白かった。
若旦那、ずっと「誰だっけこれ、誰だっけ」と思っていた『明烏』の時次郎だ。吉原だと気づいたあとの時次郎。泣くし。
若旦那のキャラクターがものすごくしっかり作ってあるような感じがする。後半、体力的にだけではなく精神的にキレて限界になっている様子には随分クスクスさせられました。
あともう一つメモしておきたいこと。前半の、船頭たちと親分の「ちっとも知らなかった」のところなんだけれども、いっつも気になっていたのが、どうして兄貴が弟分たちのしでかしを代わりに喋るんだろうっていう部分でした。あんまりしっくりこないことが多い。でも三三の『船徳』では「いやあ、自分も聞きましたよ、あれでしょ?あのしくじりでしょ?」みたいな。そういう雰囲気で、違和感を全然感じませんでした。

一方『豊志賀』は、これまた違った意味で予想外でした。
『年枝の怪談』の高座中高座の『豊志賀』と、印象がほぼ変わらなかったのです。「あれ?どこが増えてるんだろう?」と思ってしまうくらい。映画の予告をみて「この映画面白そう」と思って全編観に行くと、「予告がすべてだったな」っていう、まさにあの感じ。
でもそれは、『豊志賀』が良くなかったのではなくて、『年枝の怪談』の中の『豊志賀』の構成が完璧だからなんだと思います。
『年枝の怪談』は寿司屋の2階の場面で終わりますが、『豊志賀』はそのあとのバタバタまでやるから、その部分と冒頭に話す因縁の背景が付け加えられただけみたいに思える。すごいな。
ああでも、豊志賀が新吉を部屋に呼ぶ場面の豊志賀には少しどきっとしました。豊志賀の心の内は、全く読めなかったけれども。
あああと、最後の幽霊で現れるところ。怖かった。ふくらはぎが攣りかけた。

9月の月例は明日発売ですよー。
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2011/07/15(Fri) 00:24 |   |  #[ 編集]
豊志賀さんと新吉くん
み○○さま

あー、確かに新吉の葛藤みたいのはあんまり見えなかったですねー。脇役っぽい。
こうやって色々考えていると、もう一度聴きたくなってきますね…。

三三は、三三の高座を全部聴けて、お稽古までみれて羨ましいですよねぇ。
ああ、背後霊になるという手段もありました。
2011/07/15(Fri) 07:28 | URL  | mico #-[ 編集]
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