--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011年09月04日 (日) | Edit |
本多劇場で6日間に渡って行われる「柳家喬太郎プロデュース公演」。
内容がさまざまで、どちらかといわなくても古典原理主義者に近い私はほとんど悩まず『牡丹燈籠』。『双蝶々』は一瞬悩んだけど。

2011年9月3日 下北沢本多劇場
◆柳家喬太郎プロデュース公演 『怪談牡丹燈籠其之弐』

瀧川鯉橋「元犬」
柳家喬太郎「お札はがし」
仲入り
三増紋之助 曲独楽
柳家喬太郎「おみね殺し」


チケット発売時点では、勝手に「1席ずつで其之壱→お露新三郎、其之弐→お札はがし、其之参→栗橋宿」と予想していたのでまず参を、同日なのでついでに弐を、という感じでプレオーダーしました。
そしたら予想が全然違っていて
其之壱:本郷刀屋、お露新三郎、飯島討ち
其之弐:お札はがし、おみね殺し
其之参:孝助の婚礼、関口屋ゆすり、十郎ヶ峰の仇討
というラインナップで。これ知ってたら全部行ってたかなぁと思ったけど2日は他があったのでどっちにしろ無理だった。

『お札はがし』は、細部がそこここ、圓朝作の文庫本や他の人の『牡丹燈籠』と違っていて、ここがこうなんだそこがこうなんだと聴いているうちに時たま意識が。後半で出てきた喬太郎がマクラで「何十人と寝ていたのは見えてます」というようなことを言った時には心底ごめんなさいと思った。
お露とお米がやってくる場面、
カラン…コロン…どーん。カラン…コロン…どーん。
と、遠くで雷がするような、どーんという音が入る。どうやらお祭りが始まったとのことだったんだけれども、この遠くで聞こえる得体のしれない音がなんとも言えない演出をしていました。私には聞こえなかったけれど、どーんという太古の音の間にワッショイワッショイの声も聞こえていたらしく、それはちょっと悲惨だと思いました。

『おみね殺し』は良かったなぁ。おみねが良かった。久蔵から聴きだす場面では悋気を完全に内に秘めていて、余計に怖い。あれじゃあ私も喋っちゃうな。
先日聴いた左龍さんの『栗橋宿』では、伴蔵は衝動的におみね殺しを企てるような印象だったんだけれども、喬太郎の伴蔵は心底悪いやつでした。今回の口演はこの続き部分もあるわけだからその方がしっくりくるし。
新三郎の死に関する真相を強調してあったりとかも、伴蔵を悪人とはっきり描く意図なのかな。

『牡丹燈籠』ってあんまり怪談って感じがすることなかったんだけれども、今まで聴いた中で一番怪談っぽかった。結構、普通に怖い。

でもまぁなんといっても、この日特筆すべきはもんもんです。
なんかもうテンションがおかしかった。何かに挑戦していた。
じんちゃんともんちゃんのトトロには感動すら覚えた。

牡丹燈籠通しの合間にこのテンションか!と思ったけれども、さすがの喬太郎で、無理やりこの客席の盛り上がりを引っ張り戻すんじゃなくて、逆に振って振り戻す、みたいな。

夜の部まで1時間ちょい。おしゃれで美味しそうなお店もたくさんある下北沢だけれども、完全にアウェーなのでファーストフードへ直行。
スポンサーサイト
テーマ:落語
ジャンル:お笑い
コメント
この記事へのコメント
こんにちは。
私は「其之弐」だけ行ったのですが、ミコさんのブログよんでいたら「参」も行けばよかったな・・・。
私は、はじめて寄席で喬太郎さんをみたとき、(その時、新作の噺だったのですが)当時、落語の聞き始めで、古典落語独特のあの地味さ加減が新鮮で「いいな、落語っていいな」としみじみ思ってたこともあって、新作の強めの刺激と、その時のキョン2ファンの人たちの熱狂的な盛り上がりムードが、いきなりで免疫がなかったというか、なんとなくこの感じ、ちょっと苦手だな・・・と何年も 思っていたんです。が、ある日たまたま喬太郎さんが牡丹燈籠をやっているのを見て、「ええっ なに?この人っ!すごいっ。こんなにすごい人だったんだっ!!」その表情やしぐさが何日も忘れられなくて、印象が180度変わりました。落語ってほんとすごいなーと思った時でもありました。(余談ですが喬太郎さんてはじめは好きでなかったけど古典を聞いて好きになった、それで新作も好きになった。という人、ちらちらいますね。)
以前こちらのブログで書かれていたモンモン、今回、私、初モンモンでたのしみにしてたんです。最初、「ちょっとこの人、必要以上にエキサイトしすぎ?」とちらっと思ったけど、トトロのところで、私も、意味不明な感動の涙が出ました。なんていうか 純粋に人を喜ばせよう、盛り上げようとしてる人の姿ってキュンときますね。(純粋、かどうか分からないけど。)でもあるとき、ある瞬間、なんかこう「ムキミ」で、人間が人間を精いっぱい笑わせようとしている、そういうのが伝わってくる瞬間がごくたまにあって、(特に私には喬太郎さんで、たまに。)そういう時、うんっ、楽しいよ、楽しい。と泣けてくるときあります。
あと、あのトトロの曲、その場で三味線バージョンでやってくれたらもっとサイコーだったなとかひそかに思いました。
(たくさん書いてしまいすみません。7日楽しみです!)
2011/09/05(Mon) 15:56 | URL  | kotori #-[ 編集]
喬太郎P
kotoriさま

こんにちは!
私が最初に聴いた喬太郎は『同棲したい』でした。kotoriさん同様、本当に落語聴き始めたばかりの頃で。しかもよりによって新作まつりで、「楽しかったけど、うーん」とか唸って帰ってきました。ほんと、kotoriさん同様(笑。
その後も喬太郎には「新作とは」「落語とは」みたいな感じに何度か悩まされました。もう悩むのやめましたけど!私にとっては、そういうことを考えさせてくれる噺家さんです。考えるのが良いことかどうかはわかりませんが。喬太郎の古典は、先日聴いた「宮戸川」の通しが衝撃でしたー。

もんもん、なんか突き抜けてましたね!楽しかったです!
ほんと紋之助さんは、観ててこっちがものすごく笑顔になってしまうんですよー。トトロは私も「あれ、三味線じゃないんだ」と思いました。でも三味線だったら手拍子起こらなかったかも!

あ、私も喬太郎聴いててなんか突然泣きそうになることあります。もしかしたらそういう理由なのかも。
2011/09/06(Tue) 11:04 | URL  | mico #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。